藤本 竜一

専門分野

無線/有線通信トランシーバICの研究開発、半導体デバイスモデリング

これまでの取り組みと将来への想い

携帯電話が普及した時期に入社して以来、無線および有線通信トランシーバICの研究開発を中心に従事してきました。入社当時は、シリコンプロセスを使ってGHz帯の高周波回路を設計することは一般的ではなく、デバイスモデリングなどの設計環境や高周波プローブなどの評価環境の整備まで幅広く経験を積んだことが後の大きな糧になったと感じています。現在はこれまでやってきた電気の通信を離れ、光を使った通信の研究開発に取り組んでいます。将来を担う新しい技術を継続的に生み出していくためには、多くの優秀な人材が独自の目線で研究開発に情熱的に取り組む必要があると考えており、自分自身がその一人になれるよう、今後も失敗を恐れず、前のめりに研究開発に取り組んでいきます。

主な実績

社外受賞歴

  • 1996年 電子情報通信学会 学術奨励賞
  • 2009年 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ編集活動感謝
  • 2017年 電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ活動功労表彰

発表・論文

  • 2001年 IEICE Trans. on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences, Vol. E84-A, No. 2, 520-528 (2001)
  • 2002年 IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 37, No. 7, 852-85 (2002)
  • 2010年 IEEE Asian Solid-State Circuits Conference (A-SSCC), 281-284 (2010)
  • 2013年 IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 48, No. 10, 2273-2284 (2013)
  • 2019年 IEEE International Symposium on Radio-Frequency Integration Technology, 1-3 (2019)
  • 2024年 European Microwave Conference, EuMC46-4, 956-959 (2024)

社外委員歴

  • 2008年 IEEE Circuits and Systems Society Japan Chapter, Secretary
  • 2011年 中央大学兼任講師
  • 2019年 IEEE Solid-State Circuits Society Japan Chapter, Chair
  • 2021年 明治大学兼任講師
  • 2024年 電子情報通信学会 英文論文誌A 特集号編集委員長
  • 2024年 IEEE Asian Solid-State Circuits Conference (A-SSCC), Organizing Committee, Co-Chair