技監メッセージ・技術者育成

技監メッセージ:技術の継承

研究開発と製品開発プロセスにおける高度な専門知識やノウハウの継承のため、プロフェッショナルの頂点である技監の役職があります。アーキテクチャ、メモリ設計、デバイス・プロセス等のメモリ開発など、幅広い分野で活躍しており、学会や業界団体等での活動を通じて、半導体技術の発展と次世代への技術の継承に尽力しています。こちらでは特に国内外の学会で活躍している5名の技監をご紹介します。

プロセッサアーキテクチャやSoCの開発に従事。現在は光接続のメモリシステムとストレージの研究を進め、キオクシア製品の競争力向上に努めている。

入社以来、半導体技術の研究開発を推進し、情報セキュリティ向け乱数発生半導体を製品化。さらにHBMの開発で表彰を受ける。現在はMRAM等のメモリ応用で新領域を開拓中。

携帯電話向け通信ICの研究開発に従事し、シリコンプロセスによる高周波回路設計やデバイスモデリングを経験。現在は光通信の研究開発に取り組んでいる。

3次元フラッシュメモリBiCS FLASH™の開発に携わり、多くの賞を受賞。新たにCBA技術を開発し、その技術を武器に新たな「記憶の技術」を探索中。

リソグラフィ、マスク、検査計測領域の研究開発、技術確立に従事。関連論文・特許多数。業界発展にも尽力。先端半導体デバイスの3D微細構造の新規観察法を構想中。

技術者育成

キオクシアは、技術者の育成に積極的に取り組んでいます。新入社員に、技術者として必要な素養を高めるための基礎研修(電気電子、半導体の基礎、情報処理やストレージシステムの基礎、ものづくり研修、統計、AIや機械学習など)を実施しています。また、入社2年目以降の技術者には、開発に必要な専門技術講座を提供しています。
また、各職場ではメンターの下、職場内教育であるOJTや部内の各種研修により、一人ひとりのキャリアに合わせてきめ細かに指導しています。さらに、一人ひとりが技術者として自発的にキャリアを形成できるように、必要な学習を促進する職場環境づくりに取り組んでいます。

キャリアのスタートに立った技術者は、個々のニーズとキャリア特性に対応したプログラムと自己啓発支援を通じて、自身の技術素養を強化しながら技術のスペシャリストを目指し、さらにその先には、ビジネスと技術を繋げるジェネラリストへの道と、技術と技術を繋げ新たな価値を生み出すプロフェッショナルとその頂点である技監への道があります。