メモリ製品の大容量化に伴い、工場で取り扱うデータ量も膨大になっています。フラッシュメモリの生産は、自動車等の生産ラインと異なり、約5,000台以上の製造装置・検査装置間を製品が複雑に往来しながら行われます。高い品質を維持するために、1日20億件以上のデータを製造装置や搬送システムからリアルタイムに収集しています。その膨大なデータを用いて、複雑な要因分析を素早く実現しています。例えば、欠陥検査における不良分類率は深層学習(Deep Learning)により大幅に改善、AI技術により不良の原因を推定する時間も短縮しています。キオクシアの工場は四日市にありますが、北上にも建設が進むため、2拠点での効率的な生産を目指し、最先端ツールの導入や社内外でのオープンイノベーションにも携わっています。

四日市工場でのビッグデータ活用事例