サステナビリティ拠点浸透の取り組みについて

キオクシアグループは、「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションのもと、製品・サービスを通じて人々の暮らしを豊かにし、社会の可能性を広げていくことを目指してサステナビリティ経営を推進しています。センター機能となる本社のサステナビリティ推進担当部門だけでなく、グループ内の拠点・関係会社、そして一人ひとりの従業員が日々の業務を通じて、社会をより良くしていると実感できることを、とても大切に考えています。

このコンセプトを図式化すると以下となります。キオクシアグループでは、従来から「サステナビリティセンター機能」と「従業員への浸透活動」を展開しており、その2つをつなぐ中間的な活動として、2023年度に国内の主要拠点である四日市工場、横浜テクノロジーキャンパス、キオクシア岩手株式会社の3つの拠点・関係会社で、「サステナビリティ拠点浸透活動」を立ち上げました。これにより、全社で推進しているサステナビリティ活動の方針・コンセプトが、従業員一人ひとりにまで行き届くことを目的とした社内体制としています。

サステナビリティ推進活動の全体イメージ

サステナビリティ拠点浸透活動は、縦串と横串と呼ばれる2つの活動から構成されています。

縦串の活動

キオクシアグループが社会と共に持続的な発展をするために、特に重要なテーマとして定めた戦略マテリアリティ(サステナビリティ重要課題)、およびそれに紐づくKPIへの拠点での取り組みを可視化して進捗管理する取り組みです。これにより、各拠点の取り組みがグループ全体の目標と一致し、スケジュール通りに進行しているかを確認します。

横串の活動

それぞれの拠点が裁量を持って推進する活動で、従業員の働きがい・働きやすさの実現や、地域社会とのより良い関係づくりを主な活動内容としています。各拠点が自分事としてこれらの課題に取り組むことで、従業員エンゲージメントの向上や、地域社会とのより良い関係性の構築を実現します。

サステナビリティ拠点浸透の仕組み

※表を左右にスクロールすることができます。

  目的 扱うテーマ 推進方法
縦串
全社方針
(戦略マテリアリティKPI)に基づく本社所管部門と拠点の担当部門との協力
全社のサステナビリティ方針(主に戦略マテリアリティ)に基づいた拠点活動

主に戦略マテリアリティKPI関連の進捗フォロー。本社所管部門と連携

拠点サステナビリティ推進委員会の実施

  • 全社の方針や進捗状況を共有
  • 拠点内の進捗状況を共有など
  • 中長期目線での課題認識、計画策定など

 

  • 社会動向、全社動向の共有
  • サステナビリティ関連タスクの整理・棚卸(今ある活動の見える化)
  • 長期的なあるべき姿や課題を議論
  • 必要に応じて、拠点独自の活動の立ち上げ(働きがい、働きやすさ、多様性、地域貢献など)

 

主要トピックスは本社サステナビリティ推進委員会へ

関連リンク: サステナビリティ・マネジメント別ウィンドウ

横串
拠点主体の活動
拠点としてのサステナビリティ(主として、戦略マテリアリティ「人材」、「パートナーシップ」に関連)
拠点が主体となり、右記3つのテーマについて、長期的な視点から、定量/定性目標を設定する
  1. 働きやすさ・インクルージョン
  2. 地域コミュニケーション
  3. その他拠点固有の課題

キオクシアグループでは、国内の大規模な拠点からこれらの立ち上げを進めていますが、最終的には国内外すべての拠点、および主要グループ会社への展開を予定しています。そして本活動を通じて、全社で推進しているサステナビリティ経営の方針・コンセプトが、従業員一人ひとりに行き届き、共感の輪を広げ、その行動を変革することを目指しています。

今後もキオクシアグループは、持続可能な社会の実現を目指して、サステナビリティ経営に取り組んでいきます。