次世代グリーンデータセンター向け光インターフェース採用の広帯域SSDの開発について

FMSのキオクシアブースでプロトタイプの展示とデモを実施

  • 2024年8月7日
  • キオクシア株式会社

キオクシア株式会社は、8月6日から8月8日まで米国で開催される「FMS: the Future of Memory and Storage」で、次世代データセンター向けの光インターフェースを採用した広帯域SSDのプロトタイプの展示とデモを行います。データセンター内に設置される機器の電気配線を光配線化することにより、省エネ化や高い信号品質を保ちつつ、デバイス間の物理的距離の大幅な拡大、結線のスリム化を実現し、データセンターのシステム設計や用途に対する高いフレキシビリティーをもたらします。

光インターフェースによるシステム設計や用途へのフレキシビリティー向上は、SSDやCPUなどのシステムを構成する各コンポーネントを個々に集約し、それらをシームレスに相互接続することによって負荷に合わせてリソースをより効率的に利用できる「ディスアグリゲーテッドコンピューティングシステム」のさらなる進化をもたらします。また、光インターフェースは高い信号品質を生かした、宇宙などの過酷な環境で動作する高性能コンピューティングシステム実装への貢献も期待されます。

この成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業である「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築/次世代グリーンデータセンター技術開発」(JPNP21029) の結果得られたものです。本助成事業では、現在のデータセンターと比較して40%以上の省エネの実現を目標として次世代技術の開発を行っており、キオクシアはこの事業において、次世代グリーンデータセンターにおけるデータストレージとして、光インターフェースを採用した広帯域SSDの開発を進めています。

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