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データセンター向けの高性能ストレージ・ソリューションを実現するEthernet接続型NVMe-oF™ 対応SSDのサンプル出荷について
NVMe-oF™技術を応用した簡素設計のAll-Flash Arrayの構築でシステムの性能向上と総保有コスト低減に貢献
- 2020年 9月23日
- キオクシア株式会社
当社は、NVMe-oF™技術を応用し、データセンター向けの高性能なEthernet接続のストレージ・ソリューションとしてEBOF(Ethernet Bunch of Flash)のシステムを実現するNVMe-oF™対応SSDのサンプル出荷を本日から開始しました。
世界的に増加し続けるデータに対応するためには、ストレージ容量とネットワークの性能を継続的に増加させながら、データの処理時間を短縮していくことが必要とされています。当社がMarvell社、Foxconn-Ingrasys社、Accton社と共同で取り組んでいるEBOFシステムの計算機能とストレージ機能を分離し、Ethernetネットワークを介してフラッシュメモリへのアクセスを拡張することによって、処理能力の向上につなげます。また、CPU、DRAM、HBAなどが必要な従来のJBOF(Just a Bunch of Flash)のストレージ・システムの複雑なハードウェア設計を簡素化し、総保有コスト(TCO)の低減や性能の拡張を実現することも可能になります。低遅延・高帯域・高可用性が必要なアプリケーションを高速化し、エッジ、エンタープライズ、クラウドのデータセンターなどの性能を向上させ、総保有コストの低減に貢献します。
(1)当社がMarvell社、Foxconn-Ingrasys社、Accton社と取り組むEBOFシステムの概要:
- 2Uのシャーシを使用し、キオクシアのNVMe-oF™対応SSDを最大24個搭載可能
- Marvell社のEBOF SDK version 1.0ソフトウエアを搭載
- 100Gx6本の高速Ethernetネットワークをサポート
- SSDでは890K IOPS、EBOFシステムトータルでは20M IOPSの高性能を実現 (共にQD=256で4KB ランダムリード時の測定結果による。2020年9月現在。当社調べ。)
(2)当社のEthernet接続型NVMe-oF™対応SSDの概要:
- 25Gb x 2 EthernetネットワークとRoCEv2 RDMAプロトコルのサポート
- NVMe-oF™ 1.1およびNVMe™ 1.4規格準拠
- 2.5インチ、15mmのフォームファクター
- 容量は1920GB / 3840GB / 7680 GBの3種類
- RedfishおよびNVMe-MI™ストレージ管理仕様をサポート
- IPv4とIPv6をサポート
- Marvell社のNVMe-oF™変換コントローラーを搭載し、EthernetとNVMe™変換アダプターが不要
- NVMe-oF、NVMe-MI、およびNVMeはNVM Express, Inc.の商標です。
- Redfish は、Distributed Management Task Force, Inc. の商標です。
- その他記載されている社名・製品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
SSD応用技術部
Tel: 045-890-2710
- 本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。