業界最高の読み出し性能270kIOPSを実現したSASインターフェースのエンタープライズ向けSSDの製品化について

  • 2015年 8月 4日
  • 株式会社東芝

当社は、業界最高の読み出し性能[注1]を実現したSASインターフェースのエンタープライズ向けSSDを製品化し、本日からサンプルの出荷を開始します。

PX04エンタープライズSSDシリーズの製品写真です。

新製品の「PX04Sファミリー」は、要求される性能に合わせて4種類のシリーズを用意しており、自社開発の新しいコントローラーを使用することにより、業界最高のランダムリード性能[注2]270kIOPS[注3]実現しました。また、12Gbit/s SASインターフェースのSSDとして業界最大クラス[注4]の記憶容量3.84TB[注5]を実現しています。
「PX04SHシリーズ」は非常に高いランダムライト性能と、25DWPD[注6]の高い書き込み耐久性を有するハイエンドタイプのSSDです。高い負荷がかかるOLTP(オンライントランザクション処理)システムなど、頻繁に書き込みが発生するシステムに適しています。記憶容量は1,600GB~200GBのラインナップを用意しています。
「PX04SMシリーズ」は高いランダムライト性能と、10 DWPDの書き込み耐久性を有するミッドレンジタイプのSSDです。一般的なOLTPシステムなど、日常的に一定以上の書き込みが発生するシステムに適しており、3,200GB~400GBのラインナップを用意しています。
「PX04SVシリーズ」はバランスの取れたランダムライト性能と、3 DWPDの書き込み耐久性を有するバリュータイプのSSDです。仮想サーバーやストレージシステムなど、幅広いシステムに適しており、3,840GB~480GBのラインナップを用意しています。
「PX04SRシリーズ」はシーケンシャルライトやリードアクセスを主体とした負荷に適したリードインテンシブタイプのSSDです。アーカイブシステムや画像配信、クラウドデータセンターで使用されるワークロード(電子メール、ファイルシェア)のように、データ書き換え頻度が低いシステムに適しており、3,840GB~480GBのラインナップを用意しています。

新製品「PX04Sファミリー」の概要

※表を左右にスクロールすることができます。

型名 最大記憶容量 DWPD インターフェース ランダム
リード性能
外形寸法
PX04SHシリーズ 1,600GB 25 SAS
12Gbit/s
270kIOPS 2.5型SSD
(W) 69.85mm
(D)100.0mm
(H) 15.0mm
PX04SMシリーズ 3,200GB 10
PX04SVシリーズ 3,840GB 3
PX04SRシリーズ 3,840GB 1

[注1]2.5型フォームファクターのSASインターフェースのエンタープライズSSDとして。8月4日時点、当社調べ。
[注2]ランダムリード、4kB、sustained
[注3]Input Output Per Second (1秒間に読み書きできる回数)
[注4]2.5型フォームファクターの12Gbit/s SASインターフェースのエンタープライズSSDとして。8月4日時点、当社調べ。
[注5]記憶容量:1MB (1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイト、1GB (1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バ イト、1TB (1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。しかし、1GB=1,073,471,824 (2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載より も少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステム およびその他の要因で変わります。
[注6]DWPD (Drive Write Per Day): 1日あたりのデータ書き換え容量の上限

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/storage-products/enterprise-ssd.html
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ストレージプロダクツ事業部
https://www.kioxia.com/ja-jp/contact.html

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