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エンタープライズ向けSSDのラインアップ拡充について
- 2014年12月 3日
- 株式会社東芝
当社は、19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリを採用したエンタープライズ向けSSD「HK3R2シリーズ」と「HK3E2シリーズ」を製品化し、本日から出荷を開始します。
新製品の「HK3R2シリーズ」と「HK3E2シリーズ」は、当社MLC型[注1]NANDフラッシュメモリを採用し、6Gbit/sのSATAインターフェースを搭載したエンタープライズ向けSSDで、DWPD[注2](1日あたりのデータ書き換え容量の上限) 最大3倍まで対応します。当社は、SSD製品ラインナップを拡充することにより、急拡大するエンタープライズ用途で多様化するさまざまな要求に応えます。
新製品は、当社独自開発の誤り訂正技術である「QSBC™」[注3]を採用しています。「QSBC™」 では、複数のエラー訂正回路それぞれがSSD内部で発生するさまざまなエラーに対処することで、効率的で、より精度の高い処理を実現しています。また、パ ワーロスプロテクションやend-to-endデータプロテクションの機能を搭載し、データ保護の強化を図り、信頼性を高めています。
「HK3R2シリーズ」はDWPDが1倍で、最大容量960 GB[注4]までの製品をそろえ、リードキャッシュやメディアストリーミングサーバーなどの用途に適しています。
「HK3E2シリーズ」はDWPDが3倍で、最大容量800 GBまでの製品をそろえ、メールサーバーやウェブサーバーなどの用途に適しています。
当社は、SSDのラインアップを強化、拡充し、多種多様な市場ニーズに応えると共に、拡大を続けるエンタープライズ向けSSD市場を喚起、牽引していきます。
新製品の主な仕様
「HK3R2シリーズ」
※表を左右にスクロールすることができます。
フォームファクタ | 2.5型 7.0 mm厚 | ||||
---|---|---|---|---|---|
型名 | THNSNJ120PCSZ | THNSNJ240PCSZ | THNSNJ480PCSZ | THNSNJ960PCSZ | |
メモリ | 東芝19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリ | ||||
記録容量 | 120 GB | 240 GB | 480 GB | 960 GB | |
性能 | Sequential Read (64 KiB[注5]) | 500 MiB/s | |||
Sequential Write (64 KiB) | 120 MiB/s | 270 MiB/s | 400 MiB/s | 400 MiB/s | |
Random Read (4 KiB) | 75 KIOPS[注6] | ||||
Random Write (4 KiB) | 4 KIOPS | 10 KIOPS | 12 KIOPS | 14 KIOPS | |
インターフェース | 物理 | SATA revision 3.2 1.5/3/6 Gbit/s | |||
コマンド | ATA/ATAPI Command Set – 3 (ACS-3) | ||||
外形寸法 | (L)100.0 mm × (W)69.85 mm × (H)7.00 mm | ||||
DWPD | 1 |
「HK3E2シリーズ」
※表を左右にスクロールすることができます。
フォームファクタ | 2.5型 7.0 mm厚 | |||
---|---|---|---|---|
型名 | THNSNJ200PCSZ | THNSNJ400PCSZ | THNSNJ800PCSZ | |
メモリ | 東芝19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリ | |||
記録容量 | 200 GB | 400 GB | 800 GB | |
性能 | Sequential Read (64 KiB) | 500 MiB/s | ||
Sequential Write (64 KiB) | 270 MiB/s | 400 MiB/s | 400 MiB/s | |
Random Read (4 KiB) | 75 KIOPS | |||
Random Write (4 KiB) | 20 KIOPS | 30 KIOPS | 30 KIOPS | |
インターフェース | 物理 | SATA revision 3.2 1.5/3/6 Gbit/s | ||
コマンド | ATA/ATAPI Command Set – 3 (ACS-3) | |||
外形寸法 | (L)100.0 mm × (W)69.85 mm × (H)7.00 mm | |||
DWPD | 3 |
[注1]Multi Level Cell(メモリセルに2ビットのデータを格納するNAND型フラッシュメモリの記憶方式)。
[注2]Drive Write Per Day(1日にドライブの全容量を書き換えできる上限回数)。実際には搭載システムや使用条件に依存します。
[注3]Quadruple Swing-By Code。QSBCは株式会社東芝の商標です。
[注4]記憶容量:1MB(1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイト、1GB(1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バ イト、1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。しかし、1GB=1,073,471,824(2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載より も少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステム およびその他の要因で変わります。
[注5]1キビバイト(KiB)は1,024バイト(2の10乗)、1メビバイト(MiB)は1,048,576バイト(2の20乗)として計算しています。
[注6]Input Output Per Second(1秒間に読み書きできる回数)
- 製品仕様は予告なく変更する場合があります。
当社エンタープライズ向けSSD製品の詳細については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/storage-products/enterprise-ssd.html
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
cSSD営業推進部
- 本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。